SQL Server Management Studio - 改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする

以前、「SQL Server Management Studio - 改行入りのデータを Excel にエクスポートする」では、SQL Server Management Studio のデータのエクスポート機能を使って、改行入りのデータを Excel ファイルにエクスポートする方法をご紹介しました。

ここでは、SQL Server Management Studio を使って、改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする方法をご紹介します。

エクスポート機能でデータ変換時にエラーになる場合は、こちらもお試しください。


SQL Server Management Studio で改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする

それでは、SQL Server Management Studio で改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする方法を順番にご説明します。

次のような Student テーブルがあります。

SSMS - 改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする 1

StudentID = 2 の Memo カラムの値には次のような改行の入った値が保存されてります。

1行目
2行目
3行目


クエリエディターの結果グリッドで、レコードを選択して、右クリックでヘッダー付きでコピーして Excel ファイルに貼り付けてみます。

SSMS - 改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする 2

SSMS - 改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする 3

SSMS 2016 以降では、結果グリッドからコピーまたは保存時に CR/LF を保持するかどうかが選択できるようになりました。

デフォルトでは保持しない設定になっている為、改行がスペースに置き換えられ、一行になって貼り付けされます。


CSV ファイルに結果グリッドのデータを改行入りで保存するために、改行を保持する設定に変更します。

メニューから [ツール] > [オプション] を選択し、オプション画面を開きます。

[クエリ結果] > [SQL Server] > [結果をグリッドに表示] を左側で選択し、[コピーまたは保存時に CR/LF を保持] のオプションのチェックをオンに変更し、OK ボタンをクリックします。

SSMS - 改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする 4


既に開いているクエリエディターは古い設定のままなので、新しいクエリエディターを開いてクエリーを実行します。

結果グリッドで先ほどと同様にデータをコピーして Excel ファイルに貼り付けると次のようになります。

SSMS - 改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする 5

改行が入っているので、貼り付けた時に Memo カラムの値が別の行とみなされてしまいます。


改行入りのデータをひとつのカラムの値として保持させるために、CSV ファイルに保存します。

クエリエディターの結果グリッドで、レコードを選択して、右クリックで [結果に名前をつけて保存] を選択します。

SSMS - 改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする 6


CSV ファイルとして保存します。

SSMS - 改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする 7


生成した CSV ファイルを開いてみます。

SSMS - 改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする 8

ヘッダーは入っていませんが、改行が保持された状態で、結果セットをエクスポートすることができました。


以上、SQL Server Management Studio を使って、改行入りのデータを CSV ファイルにエクスポートする方法をご紹介しました。

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